福山市北部に建築した木造２階建ての２世帯住宅。共用廊下を通じて２棟がつながっており、平面・立面計画においては、外へ向けての広い眺望と室内の明るい空間の確保に配慮されたデザインとなっています。

＜施工のポイント（建物としてのポイント）＞
６mを越える高い吹抜けと、メーカー製作可能最大寸法かつトリプルガラスが採用されたサッシが使用されていることで、高い断熱性能と自然光による明るい空間が確保されています。
また、内部・外部の全ての面において２重断熱になっていることに加え、気密処理を施していることにより、とても高い断熱・気密性能を確保しており、外気温に影響されない非常に快適な空間になっています。
内装としては、構造体の木の梁が天井に見え、ルーバーの床や意匠性の高いスチール階段、施主様こだわりの大きなオーダーメイドキッチンがあり、明るく木の質感・温もりが感じられる室内空間になっています。

＜施工のポイント（工事中に配慮したこと）＞
お施主様の要望により、高断熱・高気密性能の確実な確保が求められました。
工事においては打ち合わせの段階から全工事関係者にその旨を周知し、工事の各段階において適切に施工していることを確認しながら進めました。第３者機関による気密測定を実施し、気密性能として非常に高い数値も確認しました。
仕上げには多くの種類の材料が使用されているため、それぞれ見本サンプルを作成し、施主・設計・施工で実際に確認・共有しながら進めました。